バツイチの婚活は不利なのか|データで見る再婚のリアル

「バツイチだと、婚活では不利になるのではないか」。再婚を考えるとき、多くの方が最初にぶつかる不安です。実際、離婚経験があることを引け目に感じて、活動をためらってしまう方にもたくさんお会いしてきました。ですが、結婚相談所の成婚データを見ると、その不安の前提そのものが崩れます。再婚した女性のおよそ半数は「初婚の男性」と結婚しており、しかも成婚までの期間は初婚の女性より短いのです。この記事では、再婚をめぐる思い込みをデータで検証したうえで、24歳で離婚を経験した私自身の話も交えて、経験を強みに変える方法をお伝えします。

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鶴岡りさ


YUIHANA代表
(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』(海外翻訳版を含め5冊)。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

目次

「バツイチだから不利」は、データでは裏づけられない

まず、事実から確認していきます。

結婚する6組に1組は、どちらかが再婚している

厚生労働省の「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2024年の婚姻件数48万5,063組のうち、再婚が占める割合は夫が17.9%、妻が15.6%でした。妻の再婚だけを見ても、およそ6組に1組です。

再婚は例外的な出来事ではなく、結婚という選択のなかにごく普通に含まれています。まずこの前提を持っておいてください。

再婚女性の約半数は、「初婚の男性」と結婚している

次に、より具体的なデータです。IBJ結婚みらい研究所が2025年の成婚退会者を分析した結果によると、再婚女性1,046名の成婚相手の内訳は、初婚男性が47.2%、再婚男性が47.5%、再々婚以上が5.3%でした。

IBJ結婚みらい研究所のデータをもとにした図解。再婚女性1,046名の成婚相手は初婚男性47.2%、再婚男性47.5%、再々婚以上5.3%。成婚までの期間は初婚女性8.2ヶ月に対し再婚女性7.1ヶ月

「バツイチだと、同じように離婚歴のある人としか出会えないのでは」と考える方は少なくありません。ですが実際には、再婚女性のほぼ半数が初婚の男性と結婚しています。離婚歴があることで相手の選択肢が半分になる、という事実はデータ上には存在しません。

お子さんがいる場合についても数字が出ています。初婚男性と成婚した再婚女性494人のうち、子どもがいる方は25.5%(126人)。4人に1人が、お子さんがいる状態で初婚の男性と結婚しています。

むしろ、再婚した人の方が早く決まっている

さらに興味深いのが、成婚までにかかった期間です。

成婚までの期間は、初婚女性より1.1ヶ月短い

同じ調査で、成婚までの期間(中央値)は初婚女性が8.2ヶ月、再婚女性が7.1ヶ月。再婚女性のほうが1.1ヶ月早く決まっています。さらに再々婚以上の女性は6.6ヶ月と、もっとも短くなっていました。

この傾向は、IBJが公開している別の成婚白書でも確認できます。そちらでは、再婚者は初婚者と比べて交際日数が20日程度短く、活動日数においては約1ヶ月短縮されると報告されています。

その差を生んでいるのは「見極め力」

なぜ再婚の方が早いのか。白書では、再婚者は相手を選ぶ基準が明確になっている傾向があり、経験による見極め力が備わっていると分析されています。

これは現場の実感とも一致します。一度結婚生活を経験した方は、「結婚とは何か」を具体的に知っています。どんなときに衝突が起きるのか、何を我慢すると苦しくなるのか、日常のどの部分が幸せに直結するのか。初めて結婚する方が想像で考える部分を、体験として持っているのです。

つまり離婚歴は、婚活におけるハンデではなく、条件を見極めるための情報になり得るということです。ただし、それには条件があります。

ただし、経験が味方にならないこともある

経験が強みになるかどうかを分けるのは、その経験をどう扱っているかです。うまく働かないケースが2つあります。

ひとつは、同じパターンを繰り返してしまう場合。結婚生活で苦しかった理由が整理されていないと、次も似た相手を選んでしまうことがあります。人には惹かれる型の癖があり、意識しないかぎり同じ選択を繰り返します。この点については、いつも同じタイプを好きになってしまう心理について書いた記事もあわせて読んでみてください。

もうひとつは、離婚した自分を責め続けている場合。「私は一度失敗した人間だ」という前提を抱えたまま活動すると、条件を過剰に妥協したり、相手に対して必要以上に下手に出たりしてしまいます。データ上は不利ではないのに、自分で自分を不利な立場に置いてしまう状態です。

私自身、24歳で離婚しました

ここからは、私の話をさせてください。私の人生が大きく変わるきっかけになったのは、24歳のときに経験した離婚です。

経営者の男性と出会って2日で同棲を始め、半年で入籍し、入籍から半年で離婚しました。当時の私にとって、それは間違いなく「傷」でした。

ですが今は、はっきりとこう思っています。離婚は「キズ」ではなく「気づき」です。

私はあの経験から、いくつもの気づきを得ました。話し合いができないことは自分にとって本当に辛いのだということ。自分にないものを相手に求める恋愛は苦しいということ。スペックだけでは幸せになれないということ。そして、自分の心と向き合うことが何より大事だということ。

なかでも大きかったのは、「本当は自分がなりたい姿を、相手の男性に求めていた」という気づきです。当時の私は「経営者の男性が最高」と思っていましたが、本当は私自身が経営者になりたかった。自分でお金を稼ぎたかった。それができなかったから、それを叶えている男性を手に入れることで、自分の欠乏感を埋めようとしていたのです。

この構造に気づいてからは、誰かを好きだと感じたときに「これは自分がなりたい姿だから、すごいと思っているだけではないか」と自問するようになりました。そして相手に求めていたものが自分の願いだったと気づいたら、その姿に自分が近づく努力をするようにしました。

そこから求めるものが変わりました。私に対して優しいか。私を大切にしてくれるか。私を理解してくれるか。私の話を聞いてくれるか。結果として今の夫を選びましたが、彼も結局は経営者でした。ただ、「経営者だから選んだ」のではありません。選ぶ理由がまったく違っていたのです。

鶴岡りさの今日の一言:離婚は「キズ」ではなく「気づき」です。どちらとして扱うかで、その後の人生は180度変わります。

離婚を「キズ」と捉えるか、「気づき」に変えるかは、自分で選べます。そしてどちらを選ぶかで、その後の人生は180度変わります。私の講座でも、離婚を経て新しいパートナーと幸せになった方をたくさん見てきました。共通しているのは、例外なく後者を選んだ方たちだということです。

離婚を「気づき」に変える、3つの問い

では、どうすれば経験を強みに変えられるのか。3つの問いに答えることから始めてみてください。

離婚を気づきに変える3つの問いの図解:①何が本当に辛かったか ②相手に求めていたものは自分の願いではなかったか ③次に大切にしたいことは何か

① 何が、本当に辛かったのか

「性格の不一致」で終わらせず、具体的な場面まで下ろしてみてください。話を聞いてもらえなかったこと。感謝を言われなかったこと。お金の使い方を相談できなかったこと。ここが具体的になるほど、次に見極めるべきポイントが明確になります。これはそのまま、再婚活での「条件」より確かな判断基準になります。

② 相手に求めていたものは、本当は自分の願いではなかったか

前の相手に強く求めていたものを思い出してください。そしてそれが、実は自分がそうなりたかった姿ではなかったかを確かめてみてください。ここに心当たりがあるなら、次の相手を探す前に、自分がその願いを叶える方法を考えるほうが先です。

③ これからの毎日で、何を大切にしたいのか

過去の整理が済んだら、視点を前に向けます。どんな日常を送りたいのか、何をされると安心するのか。「いい人がいない」と感じるときの記事でもお伝えしていますが、自分を知らないまま相手を探すと、条件が検索欄のように働いて、目の前の人が見えなくなります。経験があるあなたには、それを言葉にする材料がすでにあります。

よくある質問

Q1. バツイチだと、婚活では不利になりますか?

データ上は不利とは言えません。IBJの分析では、再婚女性の成婚相手のうち初婚男性が47.2%を占め、およそ半数が初婚の男性と結婚しています。成婚までの期間も、初婚女性8.2ヶ月に対して再婚女性は7.1ヶ月と、むしろ短くなっています。

Q2. 離婚歴があると、初婚の男性からは選ばれにくいのでしょうか?

そうとは限りません。前述のとおり再婚女性の成婚相手の47.2%が初婚男性でした。さらに、初婚男性と成婚した再婚女性494人のうち25.5%はお子さんがいる方です。離婚歴で選択肢が半分になるという事実は、データ上は確認できません。

Q3. なぜ再婚の方が成婚までの期間が短いのですか?

IBJの成婚白書では、再婚者は相手を選ぶ基準が明確で、経験による見極め力が備わっていると分析されています。結婚生活を経験しているぶん、何が幸せに直結し、何が苦しさにつながるかを具体的に把握しているためです。

Q4. 離婚したことを、お相手にはいつ伝えるべきですか?

結婚相談所では婚姻歴がプロフィールに記載されるため、最初から共有された状態で出会います。隠して進める必要がないぶん、心理的な負担は小さくなります。お子さんの有無や同居の状況も、早い段階で共有するほうが誠実な進め方になります。

Q5. 同じ失敗を繰り返さないためには、何をすればいいですか?

結婚生活で何が本当に辛かったのかを、「性格の不一致」で終わらせず具体的な場面まで整理することです。また、前の相手に求めていたものが、実は自分がそうなりたかった姿ではなかったかを確認してください。この2点が整理できていないと、次も似た相手を選んでしまうことがあります。

まとめ:離婚歴は、ハンデではなく情報になる

「バツイチだから不利」という思い込みは、データによって裏づけられていません。再婚女性の約半数は初婚の男性と結婚しており、成婚までの期間はむしろ1.1ヶ月短い。その差を生んでいるのは、経験によって培われた見極め力です。

ただし、経験が強みになるかどうかは、それを「キズ」として抱えるか「気づき」に変えるかで決まります。何が辛かったのか、相手に何を求めていたのか、これから何を大切にしたいのか。この3つが言葉になったとき、あなたの経験は、初めて結婚する人が持ち得ない確かな判断材料に変わります。

「一人で振り返るのは難しい」と感じた方は、YUIHANA公式LINEで、あなたの魅力タイプが分かる簡単な診断をご用意しています。過去を整理する前に、まず今の自分を知るところから始めてみてください。

YUIHANAでは、再婚を目指す方のご相談も承っています。詳しくはYUIHANA公式サイトをご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

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鶴岡りさのアバター 鶴岡りさ YUIHANA代表/(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

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