「お見合いって、何回くらいすれば結婚が決まるんだろう」。結婚相談所での活動を考えるとき、多くの方が知りたいのに、なかなか正面から語られない数字です。1〜2回のお見合いで運命の人と出会える気もするし、何十回も続くのかと思うと気が重くなる。実は、この問いにはかなりはっきりしたデータがあります。IBJの成婚白書によると、成婚した人は全年代で10〜14回のお見合いを行い、そのうち4〜6人と交際し、交際移行率は約40%。この記事では、成婚した人としなかった人の活動量の違いをデータで確認したうえで、数字を味方につける考え方をお伝えします。
結論:成婚した人は、10〜14回のお見合いをしています
先に答えからお伝えします。IBJ(日本結婚相談所連盟)が成婚者のデータを分析した「成婚白書」によると、成婚退会した人のお見合い回数の中央値は、全年代で10〜14回です。
「そんなに多いの?」と感じた方も、「思ったより少ない」と感じた方もいるでしょう。この数字を知らずに活動を始めると、3回目あたりで「自分に問題があるのでは」とうまくいかない理由探しが始まってしまいます。大事なのはこの数字の中身です。10〜14回は「失敗を12回重ねた」という意味ではありません。4〜6人との交際につながる、確率どおりの過程なのです。順に見ていきます。
データで見る、成婚までの活動量
IBJの成婚白書2024年版は、成婚した人と、成婚せずに退会した人の活動データを比較しています。ここに、結果を分けたものがはっきり表れています。

お見合いの約4割が、交際につながっている
成婚者の活動の中央値は、お見合い10〜14回、そこから交際に進んだ相手が4〜6人。つまり交際移行率は約40%です。お見合いは「ほとんど断られるもの」ではなく、5回に2回は次につながっています。
一方、成婚せずに退会した人は、交際移行率が成婚者より10ポイント以上低いという結果でした。
成婚者は、退会者よりはるかに多く会っている
お見合いの回数そのものにも、大きな差があります。成婚者は退会者に比べて、女性で2.5倍、男性で4倍多くのお見合いを行っています。自分からお見合いを申し込んだ数も、女性で14件、男性で21件多くなっています。
成婚した人は、特別に魅力的だったのではなく、特別に多く会っていた。データが示しているのは、身も蓋もないほどシンプルなこの事実です。
女性は「申し込まれ待ち」になりやすい
もうひとつ、女性にとって大事なデータがあります。女性は申し込まれる数(申受数)が申し込む数を大きく上回っており、受け身になりやすい傾向がはっきり出ています。白書は、自ら申し込むことで他の女性より一歩リードでき、出会いのチャンスが広がると分析しています。
待っていても申し込みは来ます。ただ、それは「あなたを選んだ人」の中から選ぶということです。自分から申し込めば、「あなたが選んだ人」と会えます。この違いは、想像以上に大きいのです。
実際、成婚した女性が特別に多くの申し込みを受けていたわけではありません。差がついていたのは、受けた数ではなく自分から動いた数のほうでした。「いい人から申し込まれたら考えよう」という待ちの姿勢は、一見堅実に見えて、実は選択肢を相手に委ねてしまう活動スタイルなのです。
回数を「失敗の数」と数えると、続かなくなります
データの話をすると、「12回もお見合いするなんて、11回失敗するということですか」と聞かれることがあります。この数え方こそが、婚活を苦しくする最大の落とし穴です。
交際移行率約40%という数字を裏返せば、お見合いの6割は交際に進みません。これは成婚した人でも同じです。成婚した人は、断られなかった人ではなく、断られても数え方を変えなかった人なのです。うまくいかなかったお見合いは失敗ではなく、「合わない人が一人わかった」という情報です。
私はこれを「チャンスを掴める人」の話としてずっとお伝えしてきました。チャンスを掴める人には共通点があります。面倒くさいけどやる。自信がないけどやってみる。失敗が怖いけど、やってみる。逆に、チャンスを逃す人は、失敗が怖いからやらない、自信がないから踏み出さない、を積み重ねています。お見合いの回数は、まさにこの分かれ道が数字になったものです。

回数より先に、「受け取れる自分」を整える
ここまで行動量の話をしてきましたが、著書でも繰り返し書いてきた、もうひとつの大事な要素があります。それは、チャンスが来たときに受け取れる自分でいるかです。
想像してみてください。今日のお見合い相手が、まさに理想の人だったとします。そのとき、堂々と自分らしく振る舞えるでしょうか。「私なんて」と自分を下げて先に諦めてしまったり、嫌われるのが怖くて本当の自分を出せなかったり、相手を疑ってしまったり——それでは、せっかくの出会いも受け取れません。
お見合いの回数を重ねる意味は、場数で緊張に慣れることだけではありません。回数を重ねるほど「一回ごとの重み」が下がり、力を抜いて自分らしくいられるようになるのです。月に1回しかお見合いしない人にとって、その1回は絶対に失敗できない場になります。月に3回会う人にとっては、そのうちの1回です。どちらが自然体でいられるかは、明らかでしょう。
数字を味方につける、3つの目安

1. 「10回」を前提に計画を立てる
最初から10回を見込んでおけば、3回目でうまくいかなくても「まだ序盤」と受け止められます。1〜2回で決まる想定でいると、3回目にはもう「私はダメなのかも」が始まってしまいます。お断りは価値の否定ではないと頭でわかっていても、想定が甘いと心が追いつきません。
2. 月に2〜3回のペースを保つ
10〜14回を1年でこなすなら、月に1回強。余裕を持つなら月2〜3回です。成婚者の在籍期間は退会者より約5ヶ月短いというデータもあり、だらだら長くやるより、一定のペースで集中して動くほうが結果につながっています。
3. 「申し込まれ待ち」をやめて、自分からも申し込む
女性は受け身になりやすいというデータを、逆手に取ってください。多くの女性が待っているからこそ、自分から申し込む女性は目立ちます。「選ばれる」婚活から「自分で選ぶ」婚活へ——申込ボタンひとつで、その転換は今日から始められます。
複数の方と会うことに罪悪感がある方は、婚活の同時進行は不誠実?|罪悪感を手放していい理由もあわせてお読みください。
よくある質問
Q1. お見合いは何回くらいで結婚が決まりますか?
IBJ成婚白書2024によると、成婚した人のお見合い回数の中央値は全年代で10〜14回です。そのうち4〜6人と交際に進み、交際移行率は約40%でした。1〜2回で決まることを前提にせず、10回を見込んで計画を立てることをおすすめします。
Q2. お見合いを何回しても交際に進めません。私に問題がありますか?
まず、成婚した人でもお見合いの約6割は交際に進んでいません。そのうえで、交際移行率が極端に低い場合は、お見合いでの振る舞いより「申し込む相手の選び方」に原因があることが多いです。仲人と一緒に、申し込みの傾向を見直してみてください。
Q3. 自分からお見合いを申し込むのは、がっついていると思われませんか?
思われません。データ上、女性は申し込まれる数が申し込む数を大きく上回っており、自ら申し込む女性は少数派です。だからこそ目立ちますし、白書も自分から申し込むことで出会いのチャンスが広がると分析しています。「あなたが選んだ人」と会える活動に変わります。
Q4. たくさんお見合いするのは、一人ひとりに失礼な気がします。
結婚相談所の仕組み上、プレ交際の段階では複数の方と同時に会うことが前提とされています。じっくり知り合ってから決めるための仕組みであり、失礼にはあたりません。むしろ1回で判断するほうが、お互いを知る機会を狭めてしまいます。
Q5. お見合いの回数を重ねるのに疲れてしまいました。
回数を「失敗の数」と数えていないか、確認してみてください。うまくいかなかったお見合いは「合わない人が一人わかった」という情報です。また、成婚者は在籍期間が約5ヶ月短いというデータのとおり、休む期間を作るより一定ペースで集中するほうが、結果的に消耗は少なくなります。
まとめ:お見合いの回数は、あなたの価値と無関係です
成婚した人は、お見合い10〜14回・交際4〜6人・移行率約40%。特別に選ばれ続けた人ではなく、断られても数え方を変えずに、多く会い続けた人です。
10回を前提に計画し、月2〜3回のペースを保ち、自分からも申し込む。数字を敵ではなく味方にすれば、一回ごとのお見合いはずっと軽く、自分らしくいられるものに変わります。
チャンスを掴める人とは、失敗が怖いけど、やってみる人。あなたの回数は、その勇気の記録です。
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