婚活で「いい人がいない」と感じるとき|探し方より大事なこと

プロフィールを見ても、実際に会ってみても、「悪くはないけれど、なんだかピンとこない」。そんな状態が続くと、「私の理想が高すぎるのかな」「この街には、いい人がいないのかも」と思えてきます。ですが、国の調査を見ると、独身でいる理由としてもっとも多く挙げられているのが、まさにこの「適当な相手にまだめぐり会わない」でした。つまりこれは、あなただけの悩みではなく、婚活で最も多くの人がぶつかる壁です。この記事では、なぜ「いい人」が見つからないのかを2つの角度から解き明かし、探し方を変えるヒントをお伝えします。

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鶴岡りさ


YUIHANA代表
(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』(海外翻訳版を含め5冊)。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

目次

「いい人がいない」は、婚活でいちばん多い悩み

国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」(2021年実施、18〜34歳の未婚者が対象)では、結婚意思のある未婚者に「現在独身でいる理由」をたずねています。

第16回出生動向基本調査をもとにした図解。25〜34歳が独身でいる理由の第1位は「適当な相手にまだめぐり会わないから」で女性48.1%・男性43.3%

その結果、25〜34歳でもっとも多かった回答が「適当な相手にまだめぐり会わないから」で、女性の48.1%、男性の43.3%がこれを挙げました。およそ2人に1人が、同じ理由で足踏みしているということです。

この数字が教えてくれるのは、「いい人がいない」という感覚は、あなたの理想が高すぎるからでも、住んでいる場所が悪いからでもない、ということです。同時にもうひとつ、大事な問いも浮かびます。これほど多くの人が「めぐり会えない」と言っているのに、その一方で結婚していく人がいるのはなぜか、ということです。

「いい人」が見つからない、2つの理由

12年間で1万人以上の恋愛相談に向き合ってきて、「いい人がいない」とおっしゃる方には、共通する2つの状態があると感じています。

理由① 理想像が、自分を知らないまま作られている

「理想の男性像を教えてください」とうかがうと、多くの方がすぐに答えられます。優しい人、頼りがいがある人、家族を大切にする人、愛情表現をしてくれる人——。理想像は人の数だけあり、そのどれにも良い悪いはありません。

ですが、理想の男性を思い描く前に、必ず知っておかなければならないことがあります。それは「自分のこと」です。自分を知らないまま理想像だけを先に描いてしまうと、いざ本当の自分が出てきたときに相手と合わなくなったり、関係を続けるために自分を我慢し続けることになったりします。

厄介なのは、この理想像が検索条件のように働いてしまうことです。脳は「こうしたい」という目標を設定すると、飛行機の自動操縦のように、そこへ向かって必要な情報を勝手に集め始めます。便利な仕組みですが、裏を返せば間違った理想像を設定してしまうと、脳はその「間違った目的地」に向かって進み続けてしまうということです。目の前に自分を幸せにしてくれる人がいても、設定した条件に合わないという理由で、見えなくなってしまうのです。

理由② 自分を出せていないから、相手のことも分からない

もうひとつは、出会いの場での自分の状態です。「なかなか好きな人ができない」「いい人がいない」とおっしゃる方は、実は自分を出せていないことが原因になっている場合がかなりあります

嫌われないように当たり障りのない話をする。相手に合わせて、興味のあるふりをする。聞きたいことがあっても遠慮する。この状態で何度会っても、相手からすれば本当のあなたを知る機会がないので、関係は深まりません。そしてあなた自身も、取り繕った時間の中では心から楽しいと感じられず、「なんとなく違う」で終わってしまいます。

自分を出せていないと、相手との間に安心感が生まれません。「いい人がいない」の正体が、実は「安心して自分でいられる時間を過ごせていない」であることは、とても多いのです。

そもそも「いい人」とは、誰のことなのか

ここで一度、言葉そのものを見直してみてください。「いい人がいない」と言うとき、その「いい人」とは誰のことを指しているでしょうか。

多くの場合、そこには2つの意味が混ざっています。ひとつは世間から見て評価される人。安定した仕事、きちんとした身なり、周りに紹介しても恥ずかしくない条件。もうひとつは自分にとって一緒にいて心地よい人です。

この2つは重なることもありますが、まったく別のものです。そして厄介なことに、前者は言葉にしやすく、後者は言葉にしにくい。だから婚活を始めると、多くの人が無意識に前者の基準だけで人を見るようになります。「条件はいいけれど、なんだかピンとこない」という感覚は、この2つがずれているサインです。

逆に言えば、「なんだかピンとこない」を無視して条件で決めてしまうと、結婚してから苦しくなります。ピンとこないという感覚は、あなたのわがままではなく、自分にとっての「いい人」がまだ言葉になっていないことを教えてくれる合図なのです。

実際に、本音を伝えられるようになって関係が変わった方がいます

YUIHANAの会員さんに、以前は他の結婚相談所で活動されていた方がいます。その方は、なかなか自分の意見を言えないまま、交際が終わってしまうことが続いていました。

YUIHANAでは担当の婚活カウンセラーがそこに寄り添い、聞きたいことや話したいことをお相手に伝えられるようサポートしました。すると、伝えられるようになるにつれてお相手との間に安心感が生まれ、少しずつ気持ちが高まっていき、真剣交際へと進まれました。相手が変わったのではなく、自分の出し方が変わったことで、同じ婚活の景色が変わったのです。

ひとりで活動していると、無意識の「癖」で、つい距離を取ってしまうことがあります。自分では気づけない部分だからこそ、第三者の視点が効く場面でもあります。

鶴岡りさの今日の一言:「いい人がいない」の多くは、いい人が存在しないのではなく、自分を知らないまま探しているということです。

私自身、「自分を知らないまま」結婚して離婚しました

偉そうにお伝えしていますが、私自身がこの落とし穴にはまった人間です。

かつての私は、自分がどんなことに幸せを感じるのか、どんな毎日を送りたいのかを、ちゃんと言葉にしないまま結婚しました。世間的に良いとされる条件や、周りから見て安心な選択を、自分の理想だと思い込んでいたのだと思います。自分をきちんと知らなかったことは、前のパートナーと離婚に至った一つの要因でした。

その経験があるからこそ、条件を並べる前に自分を知ることの重要性を、繰り返しお伝えしています。遠回りに見えますが、これがいちばん確実な近道です。

「いい人」に出会うために、今日からできる3つのこと

「いい人がいない」から抜け出す3つの視点の図解:①条件より先に自分の幸せの形を書く ②会う前の減点をやめる ③自分を出してみる

① 相手の条件より先に、自分の「幸せの形」を書く

年収や身長を書き出す前に、自分について書いてみてください。どんなときに幸せを感じるか。休日はどう過ごしたいか。何をされると悲しいか。どんな家庭をつくりたいか。これが決まっていない状態で相手の条件だけを決めるのは、行き先を決めずに時刻表を調べているようなものです。自分を言葉にできているかが婚活の結果を分けるという記事もあわせて読んでみてください。

② 会う前の「減点」をやめてみる

プロフィールを見た段階で候補から外すとき、その基準は本当にあなたの幸せに関わるものでしょうか。条件で絞り込むほど母数は小さくなり、「いい人がいない」状態は加速します。「この人でいいのか」と迷うときの考え方について書いた記事でもお伝えしていますが、減点法で見ているかぎり、人の欠点は無限に見つかります。

③ 少しだけ、自分を出してみる

次に誰かと会うとき、ひとつでいいので本当のことを言ってみてください。好きなもの、苦手なこと、実は緊張していること。それで距離が離れる相手なら、もともと合わなかっただけです。逆に、そこから会話が動き出すなら、その人とはもう一歩進む価値があります。自分を出すことは、相手を試すことでもあるのです。

そもそも出会いの機会が少ないと感じている方は、「出会いがない」は本当か|データで見る出会いの変化と日常の使い方もあわせてお読みください。

よくある質問

Q1. 「いい人がいない」と感じるのは、理想が高すぎるからですか?

必ずしもそうではありません。調査では25〜34歳の独身でいる理由の第1位が「適当な相手にまだめぐり会わないから」で、女性の48.1%が挙げています。多くの人が同じ状態にあり、問題は理想の高さより「自分を知らないまま理想像を作っていること」にある場合が多いです。

Q2. 条件を下げれば、いい人に出会えるようになりますか?

条件を下げること自体が答えではありません。大切なのは、その条件が自分の幸せに本当に関わるものかを見直すことです。自分がどんな毎日を送りたいかが明確になると、必要な条件と不要な条件が自然に分かれていきます。

Q3. 出会いの数を増やせば解決しますか?

母数を増やすことは有効ですが、それだけでは解決しないことがあります。自分を出せていない状態で人数だけを増やすと、同じ「なんとなく違う」を繰り返すことになり、疲労だけが蓄積します。数を増やすことと、向き合い方を変えることはセットで考えてください。

Q4. 自分を出すのが怖いのですが、どうすればいいですか?

いきなりすべてを見せる必要はありません。好きなものや苦手なことなど、小さな本音をひとつ伝えることから始めてみてください。それで離れていく相手なら、もともと相性が合わなかっただけです。自分を出すことは、相手との相性を確かめる方法でもあります。

Q5. YUIHANAでは、相手選びの相談もできますか?

はい。YUIHANAでは専任カウンセラーが、まずご自身の魅力タイプや理想の関係を明確にしたうえで、お相手選びやプロフィール作成まで一緒に進めます。ひとりでは気づきにくい無意識の癖の部分も含めてサポートします。

まとめ:探す前に、自分を知る

「いい人がいない」と感じるとき、多くの場合いい人が存在しないのではなく、自分を知らないまま探している状態にあります。自分を知らずに作った理想像は検索条件のように働き、目の前の相手を見えなくしてしまいます。そして自分を出せていない出会いの場では、そもそも相手を知ることも、知ってもらうこともできません。

条件を書き出す前に、自分の幸せの形を書いてみてください。そして次に会う人には、少しだけ本音を出してみてください。それだけで、同じ婚活の景色が変わっていきます。

「自分のことがいちばん分からない」と感じた方は、YUIHANA公式LINEで、あなたの魅力タイプが分かる簡単な診断をご用意しています。自分を知ることが、いい人に出会うための最初の一歩です。

YUIHANAについてもっと詳しく知りたい方は、YUIHANA公式サイトもあわせてご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

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鶴岡りさのアバター 鶴岡りさ YUIHANA代表/(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

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