マッチングアプリと結婚相談所、どっちが向いている?

婚活を始めよう、あるいはやり方を変えようと思ったとき、多くの方が最初に迷うのが「マッチングアプリと結婚相談所、どちらにするか」です。先にお伝えしておくと、この2つに優劣はありません。あるのは「向き不向き」だけです。私は結婚相談所を運営する側の人間ですが、嘘はつけないので正直にお話しします。相談所が向いていない方も確かにいます。この記事では、5万人規模の調査データで両者の実態を確認したうえで、12年間で1万人以上の恋愛相談に向き合ってきた経験から、あなたがどちらのタイプなのかを見分ける方法をお伝えします。

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鶴岡りさ


YUIHANA代表
(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』(海外翻訳版を含め5冊)。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

目次

「どっちがいいか」ではなく、「どっちが自分に合うか」

この質問をいただくたびにお伝えしているのは、優劣を決めようとすると答えが出ない、ということです。どちらの場所にも、幸せな結婚をした人がたくさんいます。逆に、どちらの場所でもうまくいかなかった人もいます。

大切なのは、その仕組みが、あなたの性格と進め方に合っているかどうかです。同じ道具でも、使う人によって使いやすさが変わるのと同じです。まずは思い込みを外すために、データで実態を確認しておきましょう。

データで見る、どちらの場所でも結婚している人はいる

リクルートブライダル総研の「婚活実態調査2024」(1次調査:全国20〜49歳の男女50,000サンプル、2024年5〜6月実施)から、いくつかの数字を見てみます。

リクルートブライダル総研・婚活実態調査2024をもとにした図解。2023年婚姻者のうち婚活サービス利用者は32.3%で、その利用者のうち47.4%が婚活サービスを通じて結婚。利用した婚活別に結婚した人の割合は婚活サイト45.2%、結婚相談所29.8%、婚活パーティ16.1%

婚活サービスを使った人の、約2人に1人が結婚している

2023年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人は32.3%。そしてその利用者のうち47.4%が、婚活サービスを通じて結婚しています。婚活サービスを使った人の約2人に1人が、そこで相手と出会って結婚しているということです。

「婚活サービスで本当に結婚できるの?」という不安をお持ちの方は少なくありませんが、データ上はごく現実的な選択肢です。まずこの前提を持っておいてください。

サービス別の数字は「優劣」ではなく「母集団の違い」

同じ調査では、各婚活を実施した人を母集団としたときに、その方法で結婚した人の割合も出ています。婚活サイト45.2%、結婚相談所29.8%、婚活パーティ・イベント16.1%、知人の紹介14.4%という順でした。

この数字だけを見ると「アプリのほうが良さそう」と思うかもしれません。ですが、ここは慎重に読む必要があります。両者は利用している人の数も、年齢層も、費用も、真剣度もまったく違うため、この割合をそのまま優劣として比べることはできません。

実際、独身者の利用経験を見ると、ネット系婚活サービスは女性で23.2%、結婚相談所は10.1%と、そもそも母数が倍以上違います。数字が教えてくれるのは「どちらが優れているか」ではなく、「どちらの道でも、実際に結婚まで進んでいる人がいる」という事実のほうです。

決定的な違いは、「個人戦」か「チーム戦」か

では、2つは何がどう違うのか。私はいつも、こう説明しています。

マッチングアプリと結婚相談所の違いの図解。アプリは自分と相手の1対1で進める個人戦、結婚相談所は自分・相手・双方のカウンセラーの4人で進めるチーム戦

マッチングアプリは「個人戦」

アプリは、相手が何を求めているのかも、どこまで本気なのかも、自分で探って、自分で進めて、自分で判断していく世界です。プロフィールの作り方も、連絡の頻度も、次に進むかどうかも、すべて自分の裁量で決められます。

この自由度は、大きな魅力です。誰にも口を出されずに自分のペースで動きたい人にとっては、これ以上ない環境と言えます。

結婚相談所は「チーム戦」

一方の相談所は、自分と相手の男性だけでなく、自分側のカウンセラー(仲人)と相手側のカウンセラーが入ります。つまり自分+相手+双方のカウンセラーという「4人チーム」で進んでいく感覚です。

相手が今どう考えているかを、カウンセラー同士が確認して共有してくれます。迷ったときに相談できる相手がいて、自分では聞きにくいことも間に入って確かめてもらえます。そのぶん自由度は下がりますが、ひとりで抱える負担は大きく減ります。

どちらが良いか悪いかではなく、この構造の違いが、そのまま向き不向きになります。

タイプ別・向いているのはどちらか

これまで多くの方の相談を受けてきた実感として、向いているタイプははっきり分かれます。

マッチングアプリが向いている女性は、次のような方です。

  • 男性との駆け引きそのものが好き
  • 自分で考えて連絡するのが苦にならない
  • 誰かに相談せず、自分で進めたい

ひとことで言えば、最初から最後まで自分でやりたいという方です。この場合、相談所のように人が間に入る仕組みは、かえって窮屈に感じられます。

結婚相談所が向いている女性は、次のような方です。

  • 「結婚したい」という気持ちがはっきりある
  • 結婚意欲のない男性に時間を費やしたくない
  • なるべく安心・安全な出会いで進めたい
  • 迷ったときに誰かに相談しながら進めたい
  • どんな人を選べばいいか、一緒に考えてほしい

ここに複数当てはまるなら、個人戦を続けるほど消耗が大きくなっている可能性があります。マッチングアプリに疲れてしまう理由について書いた記事もあわせて読んでみてください。疲れの原因が自分の力不足ではなく、仕組みとの相性である場合は少なくありません。

どちらにも当てはまらない、と感じたときは

両方のリストを見て「どれもピンとこない」という方もいます。その場合は、性格ではなく「今の自分の状態」で選んでみてください

判断の目安はシンプルで、いま婚活に使える気力がどのくらい残っているか、です。仕事が忙しい、これまでの活動で疲れている、うまくいかない時期が続いている——そうした状態であれば、判断をすべて自分で背負う個人戦は、さらに消耗を深めます。逆に、気力も時間も十分にあって、自分で試行錯誤すること自体を楽しめる状態なら、アプリの自由度は大きな武器になります。

性格は簡単には変わりませんが、状態は時期によって変わります。「以前はアプリが合っていたけれど、今は違う」というのは、まったく自然なことです。

アプリがうまくいかなかった人が、結婚相談所を検討するとき

「マッチングアプリでうまくいかなかったから、結婚相談所を考えている」というご相談は、実はとても多いです。そして私は、その流れを自然なことだと考えています。アプリでうまくいかなかった理由の多くは、あなたの魅力の問題ではなく、環境の問題だからです。

アプリは個人戦です。相手が本気かどうかの見極め、メッセージの温度感、会う約束の取り付け方まで、すべてをひとりで判断しなければなりません。「返信が途絶えた」「会ってみたら結婚の意思がなかった」「遊び目的だった」。こうした消耗は、アプリという場の構造が生んでいるもので、そこで疲れた人ほど、独身証明書の提出が前提で、仲人が間に入るチーム戦の環境に移ると、驚くほどスムーズに進むことがあります。婚活迷子から抜け出せない本当の理由が「場」にあったのなら、場を変えることは逃げではなく、正しい対処です。

ただし、アプリでの経験は無駄になりません。どんな人と会うと疲れるのか、どんな会話が心地よいのか。自分のパターンを知った状態で相談所に来る方は、初回の面談から具体的に話せるため、お相手探しの精度が最初から高いのです。

それぞれのデメリットも、正直にお伝えします

ここまで違いをお伝えしてきましたが、良い面だけを並べても選ぶ材料にはなりません。両方の弱点も正直に書いておきます。

マッチングアプリの弱点

最大の弱点は、相手の本気度が最後まで自分では確認しきれないことです。結婚を考えている人と、そうでない人が同じ場所に混在しているため、見極めの負担が常に自分にかかります。やり取りが自然消滅しても理由は分からず、それを自分の魅力の問題だと受け取ってしまうと、回を重ねるごとに自信が削られていきます。

また、自由度が高いということは、裏を返せば迷ったときに聞ける相手がいないということでもあります。うまくいかない時期に、その原因を自分ひとりで分析し続けなければならないのは、思っている以上に消耗します。

結婚相談所の弱点

まず、費用は確実にアプリより高くなります。入会金や月会費、成婚料がかかるため、気軽に始められるものではありません。

次に、進み方にスピード感があります。結婚を前提に出会う場なので、価値観のすり合わせや将来の話に入るのが早く、ゆっくり友達から始めたい方には急かされているように感じられることがあります。

そして、人が間に入る仕組みそのものが合わない方もいます。自分のペースで判断したいのに、都度共有しながら進めることを窮屈に感じるようであれば、その負担は活動中ずっと続きます。合わない仕組みの中で頑張り続けることほど、自信を削るものはありません。

「遊び目的かどうか」を見抜く努力から、解放されるということ

もうひとつ、実務的ですが見落とされがちな違いをお伝えします。

結婚相談所は、そもそも「結婚したい」と思っている人だけが登録する場所です。しかも入会時に独身証明書などの提出が必要なため、遊び目的の人や、既婚者、結婚意欲のない人は、そもそも入ってこられません

これまでたくさんのご相談を受けてきて、「この人は遊び目的なのか見極めたい」「既婚者じゃないか確かめる方法はありますか」ということに、膨大なエネルギーを消耗している女性を本当に多く見てきました。連絡が途絶えるたびに落ち込み、そのたびに自分を疑ってしまう。突然音信不通になる婚活ゴースティングについての記事でも触れたとおり、この消耗はじわじわと自信を削っていきます。

その心配が構造的に不要になるというのは、地味ですが非常に大きなメリットです。使うエネルギーを「見極め」ではなく「相手を知ること」に回せるようになります。

鶴岡りさの今日の一言:アプリと相談所に、優劣はありません。あるのは、あなたがひとりで進みたいか、チームで進みたいかの違いだけです。

私が「誰にでも結婚相談所が向いています」と言わない理由

結婚相談所を運営する立場からすれば、「向き不向きなんてありません、どなたでも大丈夫です」と言うほうが得なのかもしれません。ですが、私はそういう嘘がつけないタイプです。

12年間、1万人以上の女性の恋愛・婚活のご相談に向き合ってきて分かったのは、合わない仕組みの中で頑張り続けることほど、人の自信を削るものはないということです。自分で全部決めたい方が、逐一カウンセラーに共有しながら進める形をとれば、窮屈さが先に立ってしまいます。それは本人にとっても、間に入る側にとっても不幸なことです。

だからこそ、まず知っていただきたいのは「自分がどちらのタイプか」です。そのうえで選んだ場所であれば、多少うまくいかない時期があっても、環境のせいにして迷子になることがなくなります。「選ばれる」より「自分で選ぶ」婚活について書いた記事でもお伝えしているとおり、選ぶ主体が自分にあることが、遠回りに見えていちばんの近道です。

よくある質問

Q1. アプリと結婚相談所は、併用してもいいのでしょうか?

併用は可能ですし、実際にされている方もいます。ただ、どちらも中途半端になりやすいのも事実です。特に気持ちの余裕が少ない時期は、どちらか一方に絞ったほうが、一人ひとりとの向き合い方が丁寧になります。

Q2. アプリでうまくいかなかった人は、相談所でもうまくいかないのでは?

そうとは限りません。アプリで苦しかった理由が「相手の本気度が読めない」「ひとりで判断し続けるのがつらい」といった仕組みに関わるものであれば、環境を変えることで結果が変わることは十分にあります。

Q3. 結婚相談所は費用が高いイメージがあります。

アプリと比べれば費用はかかります。ただ、費用には身元確認の仕組みと、カウンセラーによる伴走が含まれています。金額だけでなく、「何にお金を払っているのか」を確認して比べてみてください。

Q4. 人に相談しながら進めるのが少し恥ずかしいのですが。

最初はそう感じる方がほとんどです。ただ、カウンセラーは判定する人ではなく、一緒に考える人です。数回やり取りをするうちに、ひとりで抱えていたことを話せる相手がいる安心感のほうが大きくなっていきます。

Q5. YUIHANAはどんな人に向いていますか?

条件で相手を絞るより、自分を知ることから始めたい方、安心感を土台に関係を築きたい方に向いています。逆に、すべて自分の判断だけで進めたい方には、正直なところ向きません。まずは無料相談で、ご自身に合うかどうかを確かめていただくのがいちばんです。

まとめ:どちらを選ぶかの前に、自分のタイプを知る

マッチングアプリと結婚相談所に、優劣はありません。あるのは「個人戦か、チーム戦か」という構造の違いだけです。データが示すとおり、どちらの道でも実際に結婚まで進んでいる人がいます。

自分で最後まで進めたい方はアプリを、相談しながら安心して進めたい方は相談所を。この見極めができていれば、婚活の消耗はぐっと減ります。

「自分がどちらのタイプかわからない」という方は、YUIHANA公式LINEで、あなたの魅力タイプが分かる簡単な診断をご用意しています。自分がどんな環境で力を発揮できるタイプなのかを知る、最初の手がかりにしてください。

結婚相談所の仕組みや、YUIHANAと他の相談所との違いをもっと詳しく知りたい方は、YUIHANA公式サイトをご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

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鶴岡りさのアバター 鶴岡りさ YUIHANA代表/(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

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