デート代は割り勘だと脈なし?|「本命には奢る」がもう古い理由

「お見合いのお茶代を割り勘にされて、脈なしだと感じた」「初デートでクーポンを使う男性って、どうなの?」。婚活中の女性から、デート代にまつわるご相談は本当に多く届きます。結論からお伝えすると、「本命には奢る」「割り勘は脈なし」という説は、男性心理というより、すでに変わりつつある旧価値観です。割り勘かどうかで、彼の愛情は測れません。この記事では、明治安田総合研究所の最新調査で見えた「デート代の今」と、私の夫が初デートでクーポンを探していた話をもとに、割り勘との向き合い方をお伝えします。

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鶴岡りさ


YUIHANA代表
(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』(海外翻訳版を含め5冊)。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

目次

結論:割り勘かどうかで、彼の愛情は測れません

先に結論をお伝えします。「本命の女性には奢る」「割り勘は脈なし」という説は、男性心理というより、すでに変わりつつある「旧価値観」です。データを見ると、初デートで「すべて支払う」つもりの男性は4割強にとどまり、2年前より減っています。一方で女性の3人に2人は「半々」を希望しています。つまり割り勘は、今や「愛情がない印」ではなく、多くの人にとっての標準的な感覚になりつつあるのです。

「お見合いのお茶代を割り勘にされて、脈なしだと感じた」「初デートでクーポンを使う男性はどうなのか」。婚活中の女性から、お金にまつわるご相談は本当に多く届きます。まずは、世の中の男女がデート代をどう考えているのか、データで確認しましょう。

データで見る、デート代の「今」

明治安田総合研究所が2025年12月に実施した「恋愛・結婚に関するアンケート調査」(18〜54歳の男女8,872人)では、それぞれのデートでどの程度自分が支払いたいかを尋ねています。既婚者は、結婚前の交際についての回答です。

明治安田総合研究所「恋愛・結婚に関するアンケート調査」2026をもとにした図解。初めてのデートで「すべて支払う」と答えた男性は43.6%、2回目以降は31.5%、交際が始まってからは25.4%。女性は「半々」がいずれも66〜68%。2023年調査比で男性の「すべて支払う」は5.5ポイント低下、女性の「半々」は8.6ポイント上昇

男性:「すべて支払う」は初デートでも4割強

初めてのデートで「すべて支払う」と答えた男性は43.6%。「多めに支払う」24.5%を合わせると約7割が「自分が多く出す」つもりですが、裏を返せば3割の男性は初デートから対等な支払いを想定していることになります。しかも「すべて支払う」は、2回目以降のデートで31.5%、交際が始まってからは25.4%と、関係が進むほど下がっていきます。

女性:3人に2人が「半々」を希望

女性側は、初めてのデートで「半々」が67.8%。2回目以降67.9%、交際が始まってから66.5%と、段階を問わず約3人に2人が割り勘を希望しています。「すべて支払ってもらう」を選んだ女性は、いずれの段階でも1割程度です。

2年で、男女ともに「割り勘」へ歩み寄っている

同じ研究所の2023年調査と比べると、初めてのデートで「すべて支払う」と答えた男性は5.5ポイント低下し、「半々」と答えた女性は8.6ポイント上昇しました。研究所はこの動きを「初デートであっても、男女ともに支払いの偏りを希望しない動き」と分析しています。男性側には物価高でお財布事情が厳しくなった背景が、女性側には経済的に自立して「対等にきっちり割り勘にしたい」という感覚の広がりが、それぞれあると見ています。

まとめると、割り勘は、愛情の有無ではなく、時代の標準に近づいている支払い方です。「奢ってくれなかった=本命ではない」という読み方は、データの上ではすでに古くなっています。

「本命には奢る」は、男性心理ではなく旧価値観です

私は12年間で1万人以上のご相談を伺ってきましたが、「デート代の割り勘問題」は、いつの時代も女性を悩ませてきました。「本命の女性には財布を出させない」「割り勘ということは脈なし」。こうした男性心理の話は、確かによく聞きます。ですが、これを鵜呑みにするのは、私はおすすめしません。

夫は、初デートでクーポンが使えるお店を探していました

私の夫の話をします。私たちはマッチングアプリで出会ったのですが、夫は最初のデートで、クーポン券が使えるお店を探していました。「本命には奢る」説に当てはめれば、私は本命ではなかったことになります。でも実際には、夫にとって私は、いわゆる「ド本命」だったそうです。

これからも一緒にいたいからこそ、無理をせずに割り勘にする男性がいます。フラットな考え方だからこそ、「男性が奢るべき」という価値観の外で生きている男性もいます。奢ってくれるかどうかと、あなたへの愛情は、関係ないことが本当に多いのです。今、お金を払うことで愛情を示す、デート代は男性が払うべき、という価値観で生きている男性は、若い世代を中心に減ってきています。

割り勘にするかどうかは、「タイプ」の話でもあります

もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。割り勘にするかしないかは、男性のタイプにもよります。几帳面できっちりしていて、生産性を大切にするタイプの男性は、割り勘率が高い。それは愛情がどうという話ではなく、そういうタイプだというだけの話です。

この辺りを知らずに、勝手に脈なしだと思って諦めたり、こじれてしまったりしている女性は、本当に多いのです。私もそうでしたが、こじれている最中は、何でも自分の価値やネガティブなことと結び付けがちです。割り勘=愛されていない、連絡が来ない=愛されていない、誘ってこない=好かれていない。いやいや、そういうタイプなだけ、ということが本当に多い。相手のタイプを知ると、「あぁ、そういうタイプね」と行動を捉えられるようになり、自分の価値と結び付けずに済むようになります。

鶴岡りさの今日の一言:愛情の表し方は、人それぞれ。お金で表す人も、時間で表す人も、言葉で表す人もいます。見るべきはネットの男性心理ではなく、目の前の彼です。

愛情の表し方は、お金だけではありません

愛情の表し方は、人それぞれです。お金を使うことで表す人もいれば、時間を使うことで表す人もいる。言葉で表現する人もいます。「男性心理」と呼ばれるものは、すべての男性に当てはまるものではありません

よく見るべきは、ネットの情報や一般論としての男性心理よりも、目の前の彼です。彼は、あなたの話を最後まで聞いてくれますか。次に会う約束を、自分から取ろうとしてくれますか。あなたが疲れているとき、気づいてくれますか。そうした「お金以外の表し方」に目を向けると、割り勘の一点で相手を判断していたことが、もったいなく感じられてくるはずです。

もちろん、「奢ってくれる男性がいい」という価値観をお持ちなら、それは別の話です。それはあなたが大切にしたい条件のひとつとして、正直に持っていていい。ただ、奢ってくれるかどうかで男性の愛情を測るのは、もったいない。この2つは、分けて考えてください。

長い目で見ると、割り勘の男性は頼もしい

ここで、少し先の話をします。婚活は、結婚がゴールではなく、結婚後の生活が本番です。無駄なところにお金を使わない男性は、結婚してからとても助かる、というのが、私が現場で見てきた実感です。

私自身、以前は「スマートでハイスペックで、女性の扱いが上手な男性」に惹かれていました。ですが、付き合ってみたら中身がまるで違った、という経験もしています。デート代の払い方は、その人の一面でしかありません。高収入かどうかより、安心できるかどうかを見ていく姿勢は、割り勘の場面でも同じです。男性を長期的な目で見ることは、地に足のついた幸せを手にするために、とても大切な視点です。

割り勘に出会ったときの、3つの受け止め方

ここまでの内容を、実際のお見合いやデートの場面で使える形にまとめます。

割り勘に出会ったときの3つの受け止め方の図解。①「脈なし」と決めつけない ②お金以外の表し方を見る ③自分の希望は、正直に持っていていい

受け止め方1:「脈なし」と決めつけない

割り勘だった、クーポンを使っていた、少額を出してほしいと言われた。どれも、愛情の有無とは切り離して受け止めてください。データでは初デートでも3割の男性が対等な支払いを想定しており、それは時代の標準に近い感覚です。「もったいないお化け」が出る前に、判断を一度保留にしましょう。

受け止め方2:お金以外の表し方を見る

話を聞く姿勢、次の約束を取る積極性、あなたへの気遣い。お金以外の愛情の表し方が出ているかどうかを、支払いの場面と切り離して観察してください。表し方の違いが見えてくると、「割り勘だから」の一点で相手を測ることがなくなります。

受け止め方3:自分の希望は、正直に持っていていい

「奢ってほしい」という希望があるなら、それ自体を否定する必要はありません。大切なのは、その希望と「愛されているかどうか」を混ぜないことです。希望は希望として持ち、愛情は別の物差しで見る。自分の気持ちを言葉にできるようになると、支払いの話も、お互いに気持ちよく決められるようになります。

よくある質問

Q1. お見合いやデートで割り勘にされました。脈なしですか?

割り勘だけで脈なしとは判断できません。明治安田総合研究所の2026年調査では、初デートで「すべて支払う」つもりの男性は43.6%で、約3割は対等な支払いを想定しています。女性も約3人に2人が「半々」を希望しており、割り勘は時代の標準に近い感覚です。「本命には奢る」という説は、旧価値観に近いものになっています。

Q2. デート代を男性が払うのは、もう普通ではないのですか?

変わりつつあります。2023年と2026年の調査を比べると、初デートで「すべて支払う」と答えた男性は5.5ポイント減り、「半々」と答えた女性は8.6ポイント増えました。男女ともに支払いの偏りを希望しない方向に歩み寄っており、割り勘を希望する女性が多数派です。

Q3. 初デートでクーポンを使う男性は、どう思えばいいですか?

愛情の有無とは切り離して考えてください。私の夫はマッチングアプリで出会った初デートでクーポンが使えるお店を探していましたが、私は夫にとって本命でした。無理をせず一緒にいたいからこそ節約する男性もいますし、几帳面なタイプの男性は割り勘率が高いだけです。長い目で見ると、無駄なお金を使わない男性は結婚後に頼もしい存在になります。

Q4. 「奢ってくれる人がいい」と思うのは、わがままですか?

わがままではありません。それはあなたが大切にしたい条件のひとつとして、正直に持っていて構いません。ただし、「奢ってくれるかどうか」と「愛されているかどうか」は別の物差しです。この2つを混ぜないことが、相手を正しく見るためのポイントです。

Q5. 結婚相談所のお見合いでは、お茶代は誰が払うのですか?

一般的には男性が支払うことが多いですが、これは会のマナーであって、愛情の表れではありません。デートに進んでからの支払い方は、お二人の感覚で決めていくものです。YUIHANAでは、支払いの場面で不安を感じたときも、仲人が間に入って状況を確認できるので、ひとりで「脈なしかも」と抱え込む必要がありません。

まとめ:見るべきは、支払いではなく、目の前の彼です

割り勘かどうかで、彼の愛情は測れません。データが示すとおり、割り勘はすでに多くの人にとって標準的な感覚で、「本命には奢る」は旧価値観に近づいています。

愛情の表し方は、お金、時間、言葉と、人それぞれ。割り勘の一点で相手を判断せず、お金以外の表し方を見る。自分の希望は正直に持ちつつ、愛情とは分けて考える。この受け止め方で、「もったいない見切り」を減らすことができます。

男性心理という一般論より、目の前の彼を見てください。あなたの幸せを決めるのは、支払いの明細ではなく、その人と過ごす時間の質です。

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YUIHANAでは、デート代や金銭感覚にまつわるご相談も数多く承っています。詳しくはYUIHANA公式サイトをご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

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鶴岡りさのアバター 鶴岡りさ YUIHANA代表/(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

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