「今回こそは」と思って出会った相手なのに、気づけばまた同じようなタイプの人を好きになっていた——そんな経験はありませんか。優しくしてくれる人より、少し素っ気ない人の方が気になってしまう。追いかけている時は熱心なのに、安心すると気持ちが冷めてしまう。「私、また同じパターンにハマっているかも」と、途中で自分に気づいてしまうこともあるかもしれません。それは、あなたの意志が弱いからでも、学習能力がないからでもありません。多くの場合、本人も気づかないうちに繰り返してしまう「恋愛のパターン」が働いているだけなのです。この記事では、なぜ人は無意識に同じタイプを選んでしまうのか、その背景にある心理と、パターンを繰り返さないための最初の一歩を整理します。
「気づけばいつも同じようなタイプ」——それは意志の弱さではありません
優しい人よりも、どこか掴みどころのない人に惹かれてしまう。大切にしてくれる相手より、こちらを試すような相手の方が気になってしまう。恋愛相談の現場でも、「また同じようなタイプを好きになってしまいました」という言葉を、驚くほど多くの方から聞いてきました。
本人としては「今度こそ違うタイプを」と思っているのに、気づけば似たような関係性のパターンを繰り返している——これは意志が弱いからでも、学習していないからでもありません。心理学の研究では、こうした「無意識に選んでしまう関係のパターン」は、幼少期からの人との関わり方の中で形づくられる「愛着スタイル」という枠組みで説明されています。
なぜ人は無意識に「同じパターン」を選んでしまうのか
人は誰でも、幼い頃の養育者との関わりを通じて、「人とどう関わると安心できるか」という土台のようなものを作っていきます。これが心理学でいう「愛着スタイル」で、大きく「安定型」「不安型」「回避型」の3つに分けて説明されることが多い概念です。

恋愛心理学の古典的な研究として知られるHazan & Shaverの調査では、成人の愛着スタイルの内訳は安定型が約56%、回避型が約25%、不安型が約19%という結果が報告されています。単純に計算しても、4割以上の人が、程度の差はあれ「不安型」または「回避型」の傾向を持っているということになります。ここで大切なのは、どちらが良い・悪いという話ではなく、誰にでも、無意識に「慣れ親しんだ関係の形」を選びやすい傾向があるという点です。
不安型の傾向がある方は、相手の気持ちが見えにくい関係の方が「気になって仕方がない」状態になりやすく、それを「好き」だと錯覚しやすいことがあります。回避型の傾向がある方は、距離が近づきすぎる関係に居心地の悪さを感じ、無意識に距離のある相手を選んでしまうことがあります。どちらも、「心地よい関係」ではなく「知っている関係」を選んでしまっているだけ、というのが実際のところです。
りさが12年間、400名以上の卒業生と関わる中で見えてきたこと
12年間、400名以上の卒業生の方々の婚活に伴走してきた中で感じるのは、「なぜかいつも同じような人を好きになってしまう」という悩みを抱えている方ほど、真面目で、相手のために一生懸命になれる方が多いということです。決して見る目がないわけでも、努力が足りないわけでもありません。ただ、自分がどんな関係のパターンを繰り返しやすいかに、まだ気づく機会がなかっただけなのです。
実際に、過去に好きになった相手の共通点を一緒に振り返っていただくと、「そういえば、いつも連絡が読めない人ばかり好きだった」「気づいたら、いつも自分の意見より相手を優先していた」というように、本人も驚くほどはっきりとしたパターンが見えてくることがよくあります。パターンに気づいた瞬間から、相手選びは少しずつ変わり始めます。
パターンを変える最初の一歩は、「責めずに眺める」こと
パターンに気づいたとき、多くの方が「私はなんてダメなんだろう」と自分を責めてしまいがちです。ですが、パターンを本当の意味で緩めていくために必要なのは、反省でも自己否定でもありません。まずは「私にはこういう傾向があるんだな」と、事実として静かに眺めてみることです。

気づきは、変化の入り口にすぎません。パターンに気づいたあとに、実際にどう向き合っていけばいいのか。ここでは、現場でお伝えしている3つのステップをご紹介します。

まずは、過去に惹かれてきた相手の共通点を、責めずに書き出してみること。次に、「なぜその関係に安心を感じていたのか」を、良い悪いのジャッジを保留にしたまま眺めてみること。そして、「本当に心地よい関係とはどんなものか」を、過去の”慣れ”とは切り離して、あらためて言葉にしてみること。この3つを丁寧に踏むだけで、次に誰かを好きになるときの選び方が、少しずつ変わっていきます。
反対に、条件が合っているはずなのになぜか好きになれないという悩みも、こうした無意識のパターンから見えてくることがあります。
結婚生活を経験したうえで次のパートナーを探している方は、同じパターンを繰り返さないことがとくに重要になります。バツイチの婚活と再婚について書いた記事では、離婚の経験を強みに変える方法をデータとあわせてご紹介しています。
なお、そもそも恋愛経験が少ないことを不安に感じている方は、恋愛経験が少ないまま婚活しても大丈夫?|データが示す現実もあわせてお読みください。
よくある質問
Q1. 愛着スタイルは、一度形づくられたら変わらないのでしょうか?
愛着スタイルは幼少期の影響が大きいとされていますが、固定的なものではなく、大人になってからの人間関係の中でも変化していくと考えられています。自分のパターンに気づき、意識的に向き合うこと自体が、変化の第一歩になります。
Q2. 「不安型」「回避型」だと、幸せな結婚はできないのでしょうか?
そんなことはありません。どのタイプであっても、自分の傾向を理解した上でパートナーと向き合っている方はたくさんいます。大切なのは、タイプそのものより、そのタイプに気づいているかどうかです。
Q3. 自分がどのパターンを繰り返しているか、うまく振り返れません。
一人で振り返ろうとすると、無意識のパターンほど見えにくいものです。信頼できる第三者と一緒に、過去の恋愛を客観的に振り返ることで、自分では気づけなかった共通点が見えてくることがあります。
Q4. パターンに気づいた後、具体的に何を変えればいいですか?
いきなり相手選びの基準を大きく変える必要はありません。まずは「なぜその人が気になったのか」を立ち止まって考える習慣をつけるだけでも、選び方は少しずつ変わっていきます。
Q5. YUIHANAでは、こうしたパターンへの気づきをどうサポートしていますか?
専任カウンセラーが、これまでの恋愛や婚活の振り返りに一緒に伴走し、ご本人が無意識に繰り返しているパターンに気づくところから丁寧にサポートしています。気づいた後の「では、どう向き合うか」まで、一人ひとりに合わせて伴走します。
まとめ:同じパターンを繰り返すのは、あなたのせいじゃない
いつも同じようなタイプの人を好きになってしまうのは、意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。誰の中にもある、無意識の関係のパターンが働いているだけです。そのパターンに気づき、責めずに眺めることから、次の恋愛の選び方は変わり始めます。
「自分の恋愛パターンに、一人で向き合うのは難しい」と感じる方は、ぜひ一人で抱え込まずに話してみてください。YUIHANA公式LINEでは、あなたの魅力タイプが分かる簡単な診断をご用意しています。よろしければ、気軽にお友だち登録してみてください。
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