実家暮らしは婚活で不利?|未婚女性の7割が親と同居している現実

「実家暮らしだと、婚活では不利になりますか」。プロフィールに住まいの欄がある結婚相談所では、とくによくいただく質問です。「自立していないと思われそう」「家事ができないと決めつけられそう」と、書く前から気後れしてしまう方も少なくありません。ですが、国の調査を見ると、その心配の前提はかなり揺らぎます。18〜34歳の未婚女性のうち、親と同居している人は72.1%。実家暮らしのほうが、むしろ多数派なのです。この記事では、実家暮らしが婚活でどう見られるのかをデータで確認したうえで、私自身が30歳まで実家で暮らしていた経験から、本当に気をつけたい一点だけをお伝えします。

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鶴岡りさ


YUIHANA代表
(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』(海外翻訳版を含め5冊)。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

目次

実家暮らしは、婚活で不利になりません

先に結論をお伝えします。実家暮らしであること自体が、婚活の結果を左右することはありません。相手が見ているのは住まいの形ではなく、その人が自分の意思で動いているかどうかです。

とはいえ、「実家暮らしはマイナスに見られる」という話を耳にしたことがある方は多いでしょう。そこで、まず事実を確認します。実家で暮らしている未婚女性は、実際どれくらいいるのでしょうか。

データで見る、未婚女性の住まい

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「第16回出生動向基本調査」は、18〜34歳の未婚者を対象にした国の調査です。ここに、親との同居についての集計があります。

第16回出生動向基本調査のデータをもとにした図解。両親または父母いずれかと同居している未婚者の割合は、女性72.1%(前回78.2%)、男性65.9%(前回72.2%)

未婚女性の7割以上が、親と同居している

両親または父母のいずれかと同居している未婚女性は72.1%でした。未婚男性でも65.9%です。前回調査(女性78.2%、男性72.2%)からは下がっているものの、依然として未婚女性の4人に3人近くが実家で暮らしていることになります。

「実家暮らしは少数派で、だから目立ってしまう」という感覚をお持ちの方は多いのですが、数字で見ると逆です。婚活の場で出会う女性の大半は、あなたと同じ実家暮らしです。お相手の男性も、その3人に2人は実家で暮らしています。

それでも気になるのは、「どう見られるか」のほう

ここで大事なのは、多数派だから安心、という話ではありません。実家暮らしの方が本当に心配しているのは、割合ではなく「自立していないと思われないか」という視線のほうだからです。次の章では、そこに正面からお答えします。

私自身、30歳まで実家で暮らしていました

少し私の話をさせてください。私は、30歳になるまで一人暮らしをしたことがありませんでした。当時ブログにも書いていましたが、周りには一人暮らしだと思われていたようで、「実は実家です」と言うと驚かれたものです。

その経験から言えるのは、実家暮らしと「彼ができない」は直結しないということです。恋愛経験の少なさと同じで、それ自体が結果を決めることはありません。実家で暮らしながら結婚した友人も、起業した友人もいます。私自身、実家にいた時期に恋愛が止まっていたわけではありません。

ただ、一つだけ、実家暮らしの方に共通しやすい落とし穴がありました。それが、次にお伝えする「フットワーク」の問題です。

見られているのは住まいではなく、「自分で動いているか」

実家暮らしで恋愛が停滞している方に共通していたのは、住まいではなく、行動のパターンでした。

「夜は帰らないといけないから」で、機会を手放していないか

実家で暮らしていると、家族のことを考えて動きが慎重になりがちです。「今日は遅くなると心配されるから」「急な予定は入れにくいから」と、誘いを断る回数が増えていく。ひとつひとつは小さな判断ですが、積み重なると出会いの機会そのものが減っていきます

男性が見ているのは、実家か一人暮らしかではなく、この部分です。「この人は自分の意思で予定を決めているか」。それが、自立しているかどうかの印象を作っています。

「家事ができない」と思われたくないなら、さりげなく伝える

もう一つ、実家暮らしにつきまとうのが「家事をしていないのでは」という見方です。これは正直に言えば、半分は当たっています。私も親には甘えていました。ただ、休日は家事を担当していましたし、料理も作っていました。

大切なのは、それを聞かれる前にさりげなく伝えておくことです。「週末は私が食事を作っています」の一言で、相手の中の「実家暮らし=家事をしない」という前提は消えます。逆に、何も伝えなければ、その前提は残ったままです。

実家を出るべきか、迷っている方へ

「婚活のために一人暮らしをしたほうがいいですか」というご相談もよくいただきます。私の答えは、婚活のために出る必要はない、ただし別の理由で出たほうがいい場合はある、です。

出たほうがいいのは、親の価値観が恋愛の足枷になっているとき

私が実家を出てよかったと感じているのは、恋愛面でも仕事面でも、親の影響を物理的に受けにくくなったことです。私の親は、当時「正社員が安定で、起業は不安定だからダメだ」という価値観を持っていました。その中で起業に向けて努力し続けるのは、かなり苦しいものでした。

恋愛でも同じことが起きます。これまで400名以上の卒業生と関わってきましたが、「大学を出ている人じゃないとダメ」「公務員じゃないとダメ」と親に言われ続けて、自分が選びたい相手を選べなくなっている方は珍しくありません。親と価値観が大きく違い、しかも親の意見が強い場合は、物理的に離れることでその影響を弱められます。これは、実家を出る確かなメリットです。

出なくていいのは、親が応援してくれているとき

一方で、「実家暮らしは一人前ではない」という考え方には、私は賛成していません。やりたいことがあって、親がそれを応援してくれているなら、家にいたほうが家賃も浮きますし、それは立派な選択です。実家暮らしは今しかできませんし、家族と過ごせる時間は、後から取り戻せないものでもあります。

鶴岡りさの今日の一言:実家か一人暮らしかは、問題ではありません。どんな環境でも、それを受け入れて、どう活かすかを自分で決めているかどうかです。

要は、「モテない理由」を環境のせいにしないこと。実家であれ一人暮らしであれ、その環境を受け入れて、どう活かすかを自分で決めている人は、どこにいても魅力的です。この考え方は、2024年にTEDxで登壇したときにもお話しした、私の恋愛観の土台になっています。

実家暮らしのまま婚活を進めるための、3つの工夫

実家暮らしのまま婚活を進める3つの工夫の図解:①「自分で決めた予定」を持つ ②家事の関わりをさりげなく伝える ③親の意見と自分の希望を分けて書き出す

1. 「自分で決めた予定」を、週に一つ持つ

婚活に限らず、自分の意思で入れた予定があるかどうかが、印象を分けます。誘われたから行くのではなく、自分から動いた予定を週に一つ。それだけで、会話に出てくる内容が変わります。

2. 家事の関わりを、聞かれる前に伝える

「実家暮らし」と伝えるときに、「週末は私が料理担当です」を添える。自分の日常を言葉にできる人は、それだけで相手の中の先入観を消していけます。

3. 親の意見と、自分の希望を分けて書き出す

お相手に求める条件を書き出すとき、「これは親が言っていたこと」「これは自分が本当に望むこと」を分けてみてください。「この人でいいのか」と迷うとき、その迷いが自分のものなのか、親の目によるものなのかが見えてきます。

よくある質問

Q1. 実家暮らしだと、結婚相談所で不利になりますか?

不利にはなりません。第16回出生動向基本調査では、18〜34歳の未婚女性の72.1%が親と同居しており、実家暮らしは多数派です。お相手の男性も65.9%が実家で暮らしています。相手が見ているのは住まいの形ではなく、自分の意思で予定や行動を決めているかどうかです。

Q2. プロフィールに実家暮らしと書くと、印象が悪くなりませんか?

書くこと自体で印象が下がることはほとんどありません。気になる場合は、「週末は料理を担当しています」のように、家事への関わりを一言添えてください。「実家暮らし=家事をしない」という先入観は、聞かれる前に伝えることで消せます。

Q3. 婚活のために一人暮らしを始めたほうがいいですか?

婚活のためだけに出る必要はありません。ただし、親の価値観が恋愛の足枷になっている場合は別です。「公務員じゃないとダメ」などと親に言われ続けて自分が選びたい相手を選べなくなっているなら、物理的に離れることで影響を弱められます。

Q4. 実家暮らしの男性は避けたほうがいいですか?

一人暮らしをしていてもしっかりしていない人はいますし、実家暮らしでもしっかりしている人はいます。住まいの形で判断するより、自分の意思で物事を決めているか、家族との関係が健全かを見るほうが確かです。

Q5. 実家だと門限があり、デートを早く切り上げてしまいます。

そこが、実家暮らしの方が最も損をしやすい部分です。「今日は少し遅くなる」と事前に家族へ伝えておくなど、自分で予定を決められる環境を整えてください。誘いを断る回数が減るだけで、出会いの機会は目に見えて変わります。

まとめ:環境ではなく、「自分で決めているか」が見られています

実家暮らしは、婚活で不利になりません。18〜34歳の未婚女性の72.1%が親と同居しており、実家暮らしはむしろ多数派です。

お相手が見ているのは、住まいの形ではなく、あなたが自分の意思で動いているかどうか。フットワークの軽さと、家事への関わりをさりげなく伝えること。この2点さえ押さえていれば、実家暮らしがマイナスに働くことはまずありません。

そして、もし親の価値観が恋愛の足枷になっていると感じるなら、それは実家を出る理由になります。婚活のためではなく、自分が選びたいものを選ぶために。

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YUIHANAでは、実家暮らしの方のご相談も数多く承っています。詳しくはYUIHANA公式サイトをご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

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鶴岡りさのアバター 鶴岡りさ YUIHANA代表/(株)Cheri me代表取締役

(株)Cheri me代表取締役/YUIHANA代表。Instagram・YouTube・ブログを通じて延べ数万人に恋愛・パートナーシップの考え方を発信。著書『恋愛が苦しくなる本当の理由と、愛される私に戻る方法』。自身の離婚経験を経て、条件だけで相手を選ぶことの限界を実感し、現在は安心感を軸にした婚活・パートナーシップの伴走を行っている。

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