「結婚しても仕事は続けたい。でも、それを言うと婚活では敬遠されるのではないか」。キャリアを大切にしてきた女性ほど、この不安を抱えています。「家庭に入ってほしい男性が多いのでは」「仕事の話をすると気が強いと思われそう」と、本心を伏せて活動している方も少なくありません。ですが、国の調査は、その心配とは逆の方向を示しています。結婚し、子どもを持ちながら仕事も続ける「両立コース」を理想とする未婚女性は34.0%で、初めて最多になりました。そして、パートナーに両立を望む未婚男性も39.4%で最多です。この記事では、いま男女がどんな働き方を望んでいるのかをデータで確認したうえで、「仕事か結婚か」という二択に苦しんでいた過去の私の話をお伝えします。
「仕事を続けたい」は、婚活で不利になりません
結論からお伝えします。仕事を続けたいという希望を持っていることは、婚活の場でマイナスになりません。むしろ、いま最も多くの男性が望んでいるのが、まさにその形です。
「男性は家庭に入ってくれる女性を求めている」というイメージは、データの上ではすでに過去のものになっています。相手の年収に振り回されないのと同じように、自分の働き方でも振り回される必要はありません。まずは、その事実から確認していきましょう。
データで見る、男女が望む働き方の変化
国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した「第16回出生動向基本調査」では、18〜34歳の未婚者に、理想とするライフコースをたずねています。

女性の理想は、「両立」が初めて最多に
未婚女性が理想とするライフコースは、結婚し子どもを持ちながら仕事も続ける「両立コース」が前回の32.3%から34.0%に増え、調査開始以来初めて最多となりました。一方、出産でいったん退職し子育て後に再び働く「再就職コース」は34.6%から26.1%へ、「専業主婦コース」は18.2%から13.8%へ、それぞれ減っています。
男性がパートナーに望むのも、「両立」が最多
ここが大事な点です。未婚男性に、パートナーとなる女性にどんなライフコースを望むかをたずねると、「両立コース」が前回の33.9%から39.4%に増え、最多になりました。「専業主婦コース」を望む男性は10.1%から6.8%まで減っています。
「家庭に入ってほしい」と考える男性は、いまや15人に1人ほど。「仕事を続けたい」と伝えて敬遠される確率は、思っているよりずっと低いのです。
男性が「経済力」を重視する割合は、30年で倍近くに
同じ調査で、結婚相手に求める条件も追われています。男性が相手の「経済力」を重視・考慮する割合は、1992年の26.7%から2021年には48.2%へと、ほぼ倍になりました。あなたが働き続けたいという希望は、相手にとっても歓迎される要素になっています。
「仕事か結婚か」の二択に、私も苦しんでいました
データの話はここまでにして、少し私の経験をお話しします。
カウンセラーとして独立を考えていた頃、ご相談の中に「起業したいけれど、結婚を考えている彼は専業主婦を希望している」というものがありました。当時の私も、似たような葛藤の中にいました。仕事を取るか、彼を取るか。そう問われているように感じていたのです。
「起業するか、別れるか」は本当に二択だったのか
いま振り返って思うのは、世の中にはグレーが存在するということです。起業するか、別れるか。仕事を続けるか、家庭に入るか。どちらかを選ばなければいけないと思い込んでいる方があまりに多いのですが、本当にその二択でしょうか。
働き方を少し変える、時期をずらす、彼と一緒に形を考える。選択肢はいくらでもあります。二択に見えているときは、たいてい頭が固くなっているだけです。
そしてもうひとつ、当時の私が実感したことがあります。自分のステージが上がれば、出会える人も変わるということです。「今の彼が世界でいちばん」と思えるのは、今の自分だから。自分が変わると、出会える相手は驚くほど変わります。これは私自身が実体験として通ってきた道です。「彼に合わせて自分を小さくする」のではなく、「自分が望む形を持ったまま、それを一緒に叶えられる相手と出会う」。その順番でいいのです。
「彼のために」諦めて、後悔しないか
もうひとつ、当時の私が自分に問いかけたのは、「彼のためにやりたいことを諦めて、後悔しないか」でした。そして、「それは本当に彼のためなのか」とも。
自分より大切なものは、世の中にはありません。自分の幸せがいちばんです。これは自己中心的な話ではなく、自分を犠牲にして手に入れた関係は、いずれ相手を責める関係に変わってしまうからです。「あなたのために諦めたのに」という言葉は、どんなパートナーシップも壊してしまいます。

「仕事ができる女性は敬遠される」の本当のところ
「仕事の話をすると気が強いと思われる」という不安も、よく伺います。これについては、はっきりお伝えしたいことがあります。
敬遠されるのは、仕事をしていることではなく、仕事を「自分の価値の証明」にしてしまっている状態です。起業しているかどうか、会社員かどうか、稼いでいるかどうか。それは本来、ひとつの「役割・ポジション」にすぎません。ところが、「起業しないと一人前じゃない」「会社員は自立していない」という思い込みに縛られると、仕事の話が「私はこれだけやっている」という証明になってしまい、会話が重くなります。
これまで400名以上の卒業生と関わってきて感じるのは、仕事を楽しんでいる女性はそれだけで魅力的だ、ということです。逆に、仕事で自分を証明しようとしている女性は、どこか苦しそうに見えます。相手が見ているのは、働いているかどうかではなく、その仕事を楽しんでいるか、縛られているかです。
「仕事を続けたい」を、婚活でどう伝えるか

1. 希望として、早めに伝える
隠す必要はありません。両立を望む男性が最多である以上、伝えて損をする場面は少ないからです。結婚相談所であれば、プロフィールの段階で結婚後の働き方の希望を共有できるため、この点はむしろ進めやすい環境です。
2. 「証明」ではなく「楽しさ」を話す
実績や肩書きではなく、「この仕事のこういうところが好き」を話してください。自分の言葉で仕事を語れる人は、それだけで会話が明るくなります。
3. 「形は二人で決めたい」と添える
「続けたい」を条件として突きつけるのではなく、「形は一緒に考えたい」と添える。譲れないものと譲れるものを自分の中で分けておくと、この一言が自然に出るようになります。
働き方や年収をプロフィールでどう扱うか迷っている方は、婚活で年収は公開すべき?|公開した女性は約2倍成婚しているデータもあわせてお読みください。
よくある質問
Q1. 結婚後も仕事を続けたいと伝えると、婚活で不利になりますか?
不利にはなりません。第16回出生動向基本調査では、パートナーに「両立コース」を望む未婚男性が39.4%で最多、「専業主婦コース」を望む男性は6.8%まで減っています。仕事を続けたいという希望は、多くの男性にとって歓迎される要素です。
Q2. 仕事の話をすると「気が強い」と思われませんか?
敬遠されるのは、仕事をしていることではなく、仕事を自分の価値の証明にしてしまっている状態です。実績や肩書きではなく、「この仕事のどこが好きか」を話してください。仕事を楽しんでいる女性は、それだけで魅力的に映ります。
Q3. 彼が専業主婦を希望しています。仕事を諦めるべきですか?
「仕事か彼か」の二択で考えないでください。働き方を変える、時期をずらす、二人で形を考えるなど、選択肢は他にもあります。自分を犠牲にして手に入れた関係は、いずれ「あなたのために諦めたのに」という形で相手を責める関係に変わりやすいものです。
Q4. いつ伝えるのがいいですか?
早めで構いません。両立を望む男性が最多である以上、伝えて損をする場面は少ないからです。結婚相談所ではプロフィールの段階で結婚後の働き方の希望を共有できます。「形は一緒に考えたい」と添えると、条件ではなく希望として伝わります。
Q5. 男性は本当に、働く女性を求めているのですか?
同調査では、男性が結婚相手の「経済力」を重視・考慮する割合が1992年の26.7%から2021年には48.2%へとほぼ倍になっています。理想を「両立」とする男性が最多であることとあわせて、働く女性を求める傾向はデータの上ではっきり表れています。
まとめ:仕事を続けたい気持ちは、隠さなくて大丈夫です
「仕事を続けたい」は、婚活で不利になりません。両立を理想とする未婚女性は34.0%で初めて最多となり、パートナーに両立を望む未婚男性も39.4%で最多。専業主婦を望む男性は6.8%まで減っています。
仕事か結婚か、という二択は幻です。世の中にはグレーがあり、形は二人で決めていけます。そして、仕事を「証明」ではなく「楽しさ」として語れるなら、それはあなたの魅力そのものになります。
自分を犠牲にしない選択が、結果としていちばん相手を大切にする選択になります。
「自分が本当に望む働き方と結婚の形がわからない」と感じた方は、YUIHANA公式LINEで、あなたの魅力タイプがわかる簡単な診断をご用意しています。まずは今の自分を知るところから始めてみてください。
YUIHANAでは、キャリアを大切にしたい方のご相談も数多く承っています。詳しくはYUIHANA公式サイトをご覧ください。婚活の心理についての他の記事はこちらのカテゴリ一覧、その他のお役立ち記事はブログトップからご覧いただけます。

コメント